※以下、ストーリーに触れております。ご了承の上、お読みください。
(※訳:某日夕方より「ビューティー&ゴースト」の収録が行われました!)
(※訳:まずはキャスト全員で、プロデューサーの声を合図にガヤ録りから収録スタートです)
■ということで!!
「ビューティー&ゴースト」にあわせ、怪談風なレポートにしようと思いましたが、途中で断念です。
冒頭すら、怪談になっていたかは微妙ですが。
原作をご存じないかたのために、補足。
「ビューティー&ゴースト」はこんな感じのお話なのです。
怪談が苦手なかたでも、好きなかたでも楽しめる作品になっておりますので、ぜひ聴いてください!
■あらすじ:
銀縁眼鏡に鋭利な美貌、趣味は怪談。
そんな入社五年目の佐藤清司は、期待の新人・坂木康太が大嫌い。
彼の人当たりのよさも、完璧に仕事をこなすところも何もかもが気に入らない。
ある時、坂木の唯一の弱点が”おばけ”だと知った清司は、今までの鬱憤を晴らすべく、無理やり怪談を話しまくる。
前後不覚になるほど怯える彼の様子に、これまで感じたことのない胸の高鳴りを覚える清司。
だが、怖さのあまりパニックに陥った坂木にキスで口を塞がれ、
さらに「側にいてください」と一晩中抱きしめられて…!?
■さて。
音声ドラマの冒頭は、
遊佐浩二さん演じる佐藤清司の怪談から始まります。
夕暮れの公園で、子供たち相手に、静かに怪談を語る清司。
清司:
「ふと見上げた棟の屋上に一人、セーラー服を着た女子高生の姿が見えた。
屋上へ至る扉。そこには内側からがっちりと鎖の錠がしてあった。
では先ほど見た女子高生。あれはどうやって屋上へ出た?
この扉の向こうにいるのは?
…いったいなんだ」
遊佐さんの口から紡ぎだされる怪談は、廃墟と化した工業団地を一人歩く怪談の主人公の姿が目に浮かぶように臨場感たっぷり。
怖い話をしているはずなのに、清司は綺麗で色っぽい!
基本はツンで、怪談を語っているときはデレという一風変わったツンデレ清司を、原作のイメージそのままに、遊佐さんが演じてくださいました。
■清司の怪談を聞かされる子供たちは、
東條加那子さん
永田依子さん
西墻由香さんの3人の女性陣。
公園で遊んでいただけなのに、清司の餌食になってしまったかわいそうな子供たち。
大人しそうな少女のすすり泣きや、やんちゃな少年の号泣。
様々な子供たちが泣き叫んでくれます。
■怖がる子供たちを差し置いて、先に気絶してしまったのは、怪談が大の苦手な坂木康太。
演じていただくは
近藤隆さんです。
本来は、仕事ができて、外見も格好いい坂木。
近藤さんのハキハキとした口調は、背筋の伸びた好青年な坂木そのものです。
しかし、その“格好いい坂木”のイメージは、冒頭から崩れることになります。
真剣に清司を見つめながら、緊張した面持ちで言葉を発する坂木。
坂木:
「清司さん……俺――」
(告白!? ドキドキ)
坂木:
「おばけが怖いんです」
待てぃ!
思わず裏拳を繰り出しそうに…。
近藤さんの演じる坂木が格好いいだけに、セリフの情けなさが際だちます。
このシーンは試聴もできますよ!
■坂木とヘタレ仲間の呼び声が高いのは、
松田健一郎さんに演じていただく、購買部主任。
仕事で困ったことがあり、年下の清司に「清司君~!」と助けを求める声音は、まさに
“主任”!
松田さんの、決して“部長”ではない“主任感”が発揮されたシーンは隠れた聴きどころです。
■そして、反対にすごく
“部長”だったのは、
飛田展男さん演じる柿本営業部長。
清司と坂木の上司です。
物腰は穏やかなのですが、笑顔で人の痛いところを突いてくることもしばしば。
そんな曲者な柿本を、飛田さんが“部長”の余裕たっぷりに演じてくださいました。
“部長”は偉大なり。まさかあのシーンで
歌うとはっ!!
とってもシナリオに忠実に演じてくださった飛田さんに、本番中にも関わらずスタッフサイドでは拍手が起こりました。
どのシーンかは聞いてのお楽しみです!
■清司と坂木が訪れた居酒屋のシーンは秘聴!
原作者の海野幸先生、いさか十五郎先生含め、スタッフの
一押しのセリフがこのシーンにあります。
清司:
「おまえ…私の肴になってみるか?」
なります! なりたいです!! と思わず挙手しそうになるほど色っぽいです。
着ボイスに欲しい!という意見も。
今後の企画にそういったものを取り入れようかと本気で考えてしまいます。
みなさまのご要望の声が大きければ、実現する、かも…!?
(怪談じゃないじゃん、という突っ込みはナシでお願いします!)